本尊と副本尊
当山のご本尊は大福徳自在円満菩薩と申しまして一般には大黒天神と呼ばれています。
その大本は大日如来で堅牢地神(けんろうじしん)の化身(けしん)であり、仏教の守護神であります。
その大本は大日如来で堅牢地神(けんろうじしん)の化身(けしん)であり、仏教の守護神であります。
わが国においては、千三百年前役ノ行者(えんのぎょうじゃ)が金剛山で修行中に大黒天が出現しそのお告げにより桜の木で彫刻した大黒天をお祭りしたのがその起源とされています。
当山の幸運大黒天神はその霊験(れいけん)で衆生(しゅじょう)の心願成就と悪運解脱(あくうんげだつ)、幸運倍増の仏としておまつりしています。
本尊右の脇仏は幸運不動明王であります。不動明王はこれも大日如来の憤怒(ふんぬ )の姿といわれております。その姿は金剛石のうえに憤怒の一面二臀(いちめんにひ)で立ち右手に降魔(ごうま)の剣を持ち左手に羂索(けんさく)を持っています。
救いがたい衆生を威嚇(いかく)してでも救おうという不動明王の決意の現れであります。言うなれば父の愛であり不動の愛であります。当山の幸運不動明王は一度手にした幸運を不動のものとする霊験があります。
本尊左の脇仏は幸運観世音菩薩であります。観世音菩薩は大慈大悲の菩薩で衆生をその力で救済されんとする仏であります。不動明王の父の愛に対して母の慈愛であります。